

京都を拠点に、食事のための食ではなく、食べるという行為を通じて身体の内側から感じとる感覚を ひとつの思考や感性の情景描写として映し出す体験に重点を置いた作品制作を行っている「neutral」と、食と花の宿泊イベントを開催します。 neutral北嶋竜樹氏による食のインスタレーション、前田夏子氏によるレイキヒーリング、 それに、wakamatsu店主による花のインスタレーションがセットになったイベントとなります。
イベントのテーマは「祈りの先にあるもの」としました。 花は常に神のためにあります。人に喜ばれる花ではなく、神に喜ばれる花を、それが私が常々意識していることです。 なぜなら、花に祈りを込め、神に喜ばれる花をいけることで、願いを叶える、それこそが古来から続く花と人間の関係だからです。 だから常に、花と祈りは共にあります。そして、neutralの活動にも神の存在を感じずにはいられません。 お2人の周りには常に超越の存在があるような気がします。 きっと彼らの活動も、人間のためだけでなく、別の何かのためにあるのだと思います。 このイベントを通じて、参加されるみなさまと、人間や祈りを越えたその先にあるもやもやした何かの輪郭を、 少しでも見つけることができたらと思っています。
2021年9月19日(日)・20日(月)/22日(水)・23(木)・24日(金)(5日間)
花と休息「wakamatsu」
〒399-6303 長野県塩尻市奈良井212
15:00 (check in) - 11:00 (check out) (1泊2日)
各日1組(3名様まで)
55,000円(税込)
食という体験を通して感じとるいくつかの要素から、美味しいと感じる印象や記憶を残すだけでなく、 それがどのようにしてつくられていくのかということを、心や身体の働きを感じてもらうことで自身の内側から体感し、 より深い部分で自身の健康に意識を向ける食体験の創作をしています。 それらから養われた感覚が、社会や未来へと響き、また新たな循環や還元を生み出していく巡りのひとつでありたいと考えています。 食べるという行為から生まれる多角的な視点とともに心身の健康を生み出したい、印象を残すだけでなく、 それがどのように形成され、また心身に作用するのかを感じてもらう機会をつくりたい、 と考えていた北嶋竜樹と前田夏子の二人によるプロジェクトです。
静岡県出身。池坊から花の道へ。その後、なげいれ、たてはなを学ぶ。現在流派なし、無所属。 作品集に『風動いて開く花』『Post-Mortem Portraits』、論考に「生殖器崇拝としてのいけ花」 (『いけ花文化研究』第8号、2021年)など。wakamatsu店主。
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イベントは終了しました